プラスチックごみ問題(環境問題)と食べられる緩衝材。
先日、とある高校生から1通の
問合せメールが届きました。
「プラスチックゴミ問題」の解決を
課題として、授業で探求活動をして
いる旨。
問題の一因としてプラスチック製
緩衝材があり、そうでない「食べら
れる緩衝材」を知り、連絡をくれた
そうです。
そして、大別して下記の3つの質問
をもらいました。
1、緩衝材ポップコーンの販売先
2、年間の販売量、製造コスト
3、緩衝材ポップコーンを食べ切れ
ないことによるフードロスに
ついての見解
私は、高校生しかもまだ1年生の
子がこのような形で連絡をとって
くれたこと(行動力)、環境問題
のなかでもプラゴミ問題、そして
そこからプラ緩衝材、食べられる
緩衝材につながったという驚きで
とても関心・興味を持ちました。
高校生から受け取った質問に対し
ては丁寧に返答させて頂き、最後
に私なりにこの問題について認識
している事をお伝えしました。
「この問題については日本よりも
欧米で社会的課題としてより進
んだ議論がされ、国際機関などで
日本の取り組みが遅れているよう
な指摘があるようです。
実際にそうなのかもしれませんが、
プラスチックごみの元であるプラ
スチック製品のメリット、「ゴミ
化」しない有用な方法もありサン
トリーなどの日本を代表する企業
が国際機関などでもそれを訴えて
いるようです。
「プラスチックごみ=悪」という
今では一般的なイメージですが、
プラスチックの代替となる資材が
どれだけこのような取り組みを上
回るか私も知りたいところです。」
そして、サントリーのプラごみ問題
に関係する取組のリンクを貼りま
した。
数日後、その高校生から・・・
『プラスチックを完全に廃止する
ことではなく、プラスチックの便
利さを利用しつつサントリーの取
り組みにあるような、プラスチッ
クの再資源化に重点を置き数ある
資源を有効に使うという観点も必
要なのだと気付かされました。
環境への配慮と便利な暮らしの両
立には、極端に何かを排除するの
でなく柔軟な考え方が大切ですよ
ね』
このような返事をくれました。
私がこの高校生に伝えたかった事。
全ての事象には、分かり易い表の
面とその下(影)に隠れている裏
面があること・・・これをプラご
み問題を通じて感じてくれたこと、
とても感動しました!
学びを通して、学校という枠にと
らわれず外部(年齢、所属、地域
など)の人間と接触し、異なる視点
価値観を知る・・・、探求学習は
ただ時事問題、社会問題を学ぶだけ
でなく、その過程に魅力があるん
ですね。
「食べられる緩衝材」を通じて、
高校生とこのようなやり取りが出来
て本当に有意義でした。
ありがとう!! Iさん!!
あなたが進むであろう
輝かしい未来にエールを送ります!