コロナの影響で出荷できなくなったポップコーン
2月27日、コロナの影響で安部首相が3/2より春休みまで臨時休業を行うよう要請がありました。
前代未聞のことに本当に言葉にならない程驚きました。
2月29日、高知で初めての感染者が確認され、その後、次々と感染者が増えていき、世の中では不必要な外出は禁止になり、息子たちが通う小学校も休校になり、TVの中で騒がれていたウイルスが身近な所にまで迫ってきている。
食品に携わっているので、もし、スタッフが、家族が、自分がコロナに感染した場合、会社はどうなってしまうのだろうと目に見えないウイルスに底知れない恐怖を感じました。
今年に入ってから、とあるアーティストのコンサートグッズを作っており、横浜、大阪、福岡、新潟とポップコーンを送っていたのですが、コロナ感染者がコンサート会場にいた事で、クラスター（集団感染）の可能性が高いとの事で、新潟を最後にポップコーンを送ることが出来なくなってしまいました。
ライブイベントが中止になり、届けることが出来なくなったポップコーン。ライブが終わるまで賞味期限はあったから、コロナが収束したら、次の会場に回すことが出来るよね？と、大事に保管していたけれど、どんどん状況は悪化していき、福井以降のライブが開催できない状況に...
ライブハウスが悪いわけでも、感染した方が悪いわけでもなく、コロナが悪いのであって、本当に誰も悪くないのに...
アーティストさん、ライブ関係者の方々の気持ちを思うと私たちはかける言葉もなく...
行くあてのなくなったポップコーン。
これをそのまま出すわけにもいかず、販売することも、詰め替えることも出来ず、だからと言って破棄するのもフードロスになり、本当にもったいない。
どうしたらいいだろうと考えていた時に、ビニール袋にモリモリに詰め替え、良心市に出すことにしました。
このことをFacebookに投稿したところ、なんと二日で完売！びっくりしました。
フードロスすることもなく、お客様も喜んでくれて、本当に良かったです。この売り上げは頃合いを何かに寄付、もしくは還元できるものにしたいと思います。
今は目に見えない敵に不安で仕方ないですが、コロナに負けないよう、皆で心ひとつに頑張りましょう。
